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カツカレーは嫌い? エリックサウス総料理長・稲田俊輔さんの偏愛フードエッセイ『おいしいもので できている』が新潮文庫で登場

カツカレーは嫌い? エリックサウス総料理長・稲田俊輔さんの偏愛フードエッセイ『おいしいもので できている』が新潮文庫で登場

食マニアの視点で綴るエッセイ集が待望の文庫化

南インド料理専門店「エリックサウス」の総料理長、稲田俊輔さんのエッセイ集『おいしいもので できている』が、新潮文庫から10月28日(水)に発売されました。セブンイレブンとのコラボ商品『骨付きチキンビリヤニ』でも話題になったエリックサウスの総料理長であり、数多くのレシピ本を手掛けてきた稲田さんによるエッセイが、待望の文庫化となります。

「カツもカレーも好きだけど、カツカレーは嫌いです」。そんな一文が象徴するように、本書は南インド料理ブームの火付け役であり、常軌を逸した食マニアでもある稲田さんの偏愛が詰まった一冊です。宅配ピザは冷えて「うんざり」してからが一番おいしい、きゅうりだけを挟んだ薄いサンドイッチこそ至高。さらに月見うどんの儚さを憂い、チキンライスの不遇にも思いを馳せます。ページをめくるうちに、いつもの一皿が少しだけ特別に見えてくる、知性あふれるフードエッセイです。

収録エッセイの一部

本書では、サンドイッチへのこだわりや、冷めてしまった宅配ピザの楽しみ方、そして南インド料理との運命の出会いまでが綴られています。収録作の中から、いくつかを紹介します。

  • 幸福の月見うどん:卵黄を破って一口目。その瞬間だけを何度も味わいたいという一編。
  • ストイック宅配ピザ:冷めたピザにもおいしさがある。その名も「うんざりブースト」。
  • 幕の内大作戦:たくさんのおかずをどの順番で食べるか。そこにはひとつの戦術があった。
  • ミールスの物語:これまでにない初めての味。南インド料理「ミールス」との劇的な出会いを描く。

平野紗季子さんも絶賛

本書には平野紗季子さんによる解説も寄せられています。解説では、稲田さんの「そこに悪意が介在しない限り世の中にまずいものなんてない」という言葉を、稲田俊輔という人物を貫くきわめて重要な宣言だと位置づけています。

平野さんは稲田さんについて、相当な熱量で食へ執着する家庭に生まれ、やがて飲食の道を志し、いまや頭脳と技術のいずれも持ち合わせて食のあらゆるパビリオンを切り盛りする「一人食万博」と表現しています。

著者・稲田俊輔さんについて

稲田俊輔(いなだ・しゅんすけ)さんは鹿児島県生まれ、京都大学卒業。酒類メーカー勤務を経て飲食業界へ進み、現在は南インド料理専門店「エリックサウス」の総料理長を務めています。

『ミニマル料理』『南インド料理店総料理長が教える だいたい15分!本格インドカレー』など数多くのレシピ本を手掛けるほか、文筆家としても『おいしいもので できている』『お客さん物語』『食の本』などの著作があります。

書籍情報

  • タイトル:おいしいもので できている
  • 著者:稲田俊輔
  • 発売日:2026年10月28日
  • 造本:文庫版
  • 定価:693円(税込)
  • ISBN:978-4-10-107431-3

出典:株式会社新潮社