『頭のいい人が話す前に考えていること』が発行部数100万部を突破 「話す前に考える」が多くの読者に支持


2023年4月発売のコミュニケーション本が100万部に到達
ダイヤモンド社が2023年4月に刊行した安達裕哉さんの著書『頭のいい人が話す前に考えていること』の発行部数が、100万部を突破しました。
近年、「話し方」や「伝え方」をテーマにした本は数多く刊行されてきました。会議でわかりやすく話す技術、相手に好印象を与える言い回し、短く的確に伝える方法、言語化力の鍛え方といったテーマです。これに対して本書が示しているのは、単なる話し方のテクニックではありません。話す前に相手のことを想像し、自分の考えを整理したうえで、何をどう伝えるべきかを“ちゃんと考えること”を大切にしています。「頭のいい人」が話す前に何を考え、どのように相手と向き合っているのか。本書はその思考のプロセスを明らかにし、知性と信頼を同時に生み出す方法を伝えています。
SNSと生成AIの時代に、より切実になったメッセージ
ダイヤモンド社は、本書のメッセージがSNSやAIの発達によってより切実になったと説明しています。SNSの普及により、言葉はその場限りのものではなくなりました。記録され、拡散され、評価されるようになり、何気ない一言が誤解を生んで人間関係に思わぬ影響を及ぼすこともあります。さらに生成AIの普及で、整った文章やもっともらしい言葉は誰でも簡単につくれるようになりました。その一方で、「自分の言葉で考え、自分の言葉で伝える力」が失われやすくなっています。だからこそ今、多くの人が「何を言うか」だけでなく、「何を話すべきか、話す前にどう考えるか」に関心を寄せているとしています。
特に女性読者から大きな支持
本書は、とりわけ女性読者から大きな支持を集めています。女性は職場だけでなく、夫婦間の会話や子育て、親子関係、地域や学校での人間関係など、さまざまな場面で対話や調整を求められます。ひとつの言葉が仕事にも家庭にも人間関係にも影響するなかで、コミュニケーションにかかる負担は小さくありません。本書が伝える「話す前に考える」というメッセージは、そうした日々のコミュニケーションに悩み、言葉の選び方や向き合い方を模索する女性読者に深く響いてきたといいます。
2026年は、「言語化」や「コミュニケーション」をテーマにした特集がテレビや新聞で組まれ、関連書籍も数多く出版されました。ダイヤモンド社は今回の100万部突破を、今年を象徴する出来事の一つと位置づけています。

著者・安達裕哉さんのメッセージ
安達さんは、本書を手に取った読者をはじめ、多くの人に届けるために尽力した書店員や出版社の関係者に感謝の言葉を寄せました。本書は、コンサルタントとして多くの人と仕事をするなかで実践してきた「話す前に、立ち止まって考える」をまとめたものです。コミュニケーションに特別な才能は必要なく、日常の習慣で大きく改善されるということも伝えています。安達さんは、これほど多くの人に読まれたのは、コミュニケーションに悩み、周囲とより良い関係を築きたいと願う人がそれだけ多いということだと改めて感じていると語りました。そして、本書が読者にとって「信頼される人」への一歩になれば、著者としてこれ以上の喜びはないとしています。
安達さんは1975年生まれです。筑波大学大学院環境科学研究科を修了した後、デロイト トーマツ コンサルティング(現アビームコンサルティング)に入社し、品質マネジメントや人事などの分野でコンサルティングに携わりました。その後、監査法人トーマツの中小企業向けコンサルティング部門の立ち上げに参画し、大阪支社長と東京支社長を歴任したのちに独立しています。現在はマーケティング会社「ティネクト株式会社」の経営者として、コンサルティングやwebメディアの運営支援、記事執筆などを手がけています。個人ブログとして始めた「Books&Apps」は、今では累計1億2000万PVを誇るビジネスメディアになっています。

2部構成で「知性」と「信頼」を同時にもたらす考え方を紹介
本書は2部構成です。第1部「頭のいい人が話す前に考えていること」では、「知性」と「信頼」を同時にもたらす7つの黄金法則を紹介しています。「頭のいい人は、論破しない」「『話し方』だけうまくなるな」「知識が『知性』に変わるとき」などの項目が並びます。第2部「一気に頭のいい人になる思考の深め方」では、5つの思考法を次の章立てで解説しています。
- 第1章 まずは、バカな話し方をやめる
- 第2章 なぜ、頭のいい人の話はわかりやすいのか?
- 第3章 ちゃんと考える前に、ちゃんと聞こう
- 第4章 深く聞く技術と教わる技術
- 第5章 最後に言葉にしてインパクトを残す
担当編集は、ダイヤモンド社書籍編集局第三編集部の淡路勇介さんです。書籍の概要は以下のとおりです。
- 書名:『頭のいい人が話す前に考えていること』
- 著者:安達裕哉
- 定価:1,760円(税込)
- 発売日:2023年4月19日
- 発行:ダイヤモンド社
- 判型:46並・338頁
出典:株式会社ダイヤモンド社


