藤井聡太と戦った8人は何を失い、何を掴んだのか――ノンフィクション『藤井聡太と戦った日』刊行、藤井竜王・名人とサバンナ高橋茂雄さんが登壇する記念鼎談も


「負け」を知る者たちの言葉で描く、天才・藤井聡太
株式会社実業之日本社から、ノンフィクション作家・小林元喜さんの新刊『藤井聡太と戦った日』が2026年11月12日に発売されます。将棋がまるでわからなくても心を揺さぶられるドラマがある、という一冊です。テーマになっているのは、藤井聡太と盤を挟んだ者たちの「その後」です。
生きていれば、人は必ずどこかで負けます。仕事で思うような結果が出ないとき、自分より才能のある人に打ちのめされたとき、追い続けた夢を手放さなければならないとき。全力を尽くしても負けたとき、人は何を思い、その先をどう生きるのか。本書はその問いに、藤井聡太と戦った者たちの言葉と人生を通して向き合います。
全力で藤井聡太と対峙した8人
登場するのは、西山朋佳、増田康宏、木村一基、伊藤匠など、全力で藤井聡太と向き合った8人です。奨励会を去って別の道へ進んだ人、アマチュアとして頂点を目指し続けた人、棋士として藤井の強さと対峙し続けた人、AI時代の将棋のなかで自分だけの思考を探し続けた人がいます。藤井と戦ったことで、かえって将棋への愛を確かめた人もいます。過酷な勝負の世界で藤井と戦った彼らが、藤井の才能の正体と自らの人生を赤裸々に語ります。各章の顔ぶれは次のとおりです。
- 第一章 伊藤蓮矢 ― 奨励会をやめ、東大へ ―
- 第二章 横山大樹 ― 郵便局で働くアマチュア名人の意地 ―
- 第三章 瀬川晶司 ― サラリーマンの夢 ―
- 第四章 西山朋佳 ― 女流棋士の世界 ―
- 第五章 増田康宏 ― 東の天才 ―
- 第六章 千田翔太 ― AIを超えた神の一手 ―
- 第七章 木村一基 ― 中年の星 ―
- 第八章 伊藤匠 ― 失冠 ―
第七章の木村一基は「藤井さんを相手に優位な局面へ持っていくには、ものすごく体力を削られるんです。優勢になった頃には、もうくたびれてしまっている。そうすると、肝心の終盤で間違えてしまう」と振り返ります。第八章の伊藤匠は「藤井さんが相手だと、こちらから『楽観』という感情が消え失せます。『読んでいない手が来た。ということは、自分には見えていない深い意味があるに違いない』と」と語っています。
後半では、第九章で脳科学者・茂木健一郎さん、第十章でAI研究者・山本覚さんに話を聞き、脳科学とAIの観点から藤井の頭脳を分析します。第十一章では新聞・テレビ・広告代理店から見た「藤井聡太」を取り上げます。第十二章「藤井聡太への十八の問い ― 天才は自分自身をどう語るか ―」では、藤井自身が自らを語ります。
刊行にあたっては、北海道日本ハムファイターズ チーフ・ベースボール・オフィサーの栗山英樹さんが「本当に感動した。我々日本人が改めて感じ、学び直さなければいけないことが全て表現されていて、心に刺さりまくりました」とコメントを寄せています。俳優・アーティストののんさんも「読めば読むほど、『人間じゃねえわな』と思わされる棋士達のなかで藤井聡太氏がどんな存在か語られていく。ヒリヒリした」と絶賛しています。

藤井聡太 竜王・名人が登壇する刊行記念鼎談を開催
刊行を記念して、藤井聡太 竜王・名人、芸能界屈指の将棋好きとして知られるサバンナ 高橋茂雄さん、著者の小林元喜さんによる特別鼎談が開かれます。戦った者たちは、次の一手をどう決めるのか。3人が勝負の世界の奥深さを語り合います。将棋ファンはもちろん、将棋を知らない人にとっても仕事や人生のヒントが見つかる場として企画されたイベントです。
- タイトル:【緊急開催! 藤井聡太 竜王・名人登壇!】サバンナ高橋茂雄・小林元喜と語る『藤井聡太と戦った日』刊行記念特別鼎談
- 日時:2026年11月12日(木)17:30開場、18:00開演〜19:30終了
- 会場:ジュンク堂書店 池袋本店(東京都豊島区南池袋2-15-5)9F イベントスペース
- 登壇者:藤井聡太 竜王・名人、サバンナ 高橋茂雄さん、小林元喜さん(『藤井聡太と戦った日』著者)
- 観覧形式:会場での観覧、オンライン視聴(ABEMAプレミアムで独占生配信)
- 会場での観覧人数:50人
- 参加費用:会場観覧は合計6,420円(入場料4,000円+書籍代2,420円)。オンライン視聴はABEMAプレミアム会員のみ
- 会場観覧の申込期間:2026年10月30日(金)12時00分〜11月3日(火・祝)23時59分
- 当選発表:2026年11月5日(木)、チケットぴあよりメールで案内
- 主催:株式会社実業之日本社/協力:株式会社AbemaTV
会場観覧のチケットはチケットぴあで販売されます。オンラインで視聴できるのはABEMAプレミアム会員のみで、会員登録の方法はABEMA公式サイトで案内されています。

書籍情報と著者プロフィール
- 書名:藤井聡太と戦った日
- 著者:小林元喜
- 発売日:2026年11月12日
- 定価:2,420円(税込)
- 体裁:四六判並製
- 頁数:288頁
- 電子書籍:同日発売(配信の有無や価格などは電子書籍ストアにより異なる)
著者の小林元喜さんは、1978年山梨県甲斐市生まれのノンフィクション作家です。高校中退を経て山梨県立韮崎高校に入学し、法政大学経済学部を卒業後、早稲田大学大学院公共経営研究科を修了しました。大学在学中から作家・村上龍氏のアシスタントとしてリサーチやライティングに携わり、『13歳のハローワーク』(幻冬舎)などの制作をサポートしています。卒業後は当時の東京都知事・石原慎太郎氏の公式サイトの制作・運用を担当し、その後は登山家・野口健氏のマネージャーを計10年間務めました。その間にさまざまな職業を経験し、重度の鬱病を患って精神科閉鎖病棟への入院を2度経験しています。作家を志して23年目の2022年、『さよなら、野口健』(集英社インターナショナル)が第19回開高健ノンフィクション賞と「Yahoo!ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞」にノミネートされました。2024年には『親友失格』が小学館ノンフィクション大賞にノミネートされ、全面改稿を経て2026年に『親友は山に消えた』(小学館)として刊行されています。本作は3作目の著書となります。
出典:株式会社実業之日本社


