故・香川元太郎さんが描いた吉田城址・船形山城址の鳥瞰図が初のグッズ化 豊橋市が11月1日からポストカードを販売

細密な城郭鳥瞰図がポストカードに
愛知県豊橋市は、城郭復元鳥瞰図や迷路絵本で知られる故・香川元太郎さんが描いた「吉田城址鳥瞰図」と「船形山城址鳥瞰図」をポストカードにして販売します。販売開始は2026年11月1日で、価格はどちらも1枚300円(税込み)です。
2点の鳥瞰図は、これまでも城郭を紹介するガイドブックなどに掲載されてきました。ただ、グッズとして販売されるのは今回が初めてです。このポストカードは、2026年11月28日・29日に愛知県新城市で開かれる「第33回全国山城サミット新城大会」に合わせて作られました。
ハガキの表面では、切手を貼る部分に文化財センターのロゴがあしらわれています。表面にはそれぞれの城郭の説明も載っています。
豊橋市文化財センターの担当者によると、鳥瞰図を目を凝らして見ると、瓦葺の屋根と板葺きの屋根が描き分けられているとのことです。人物や船なども書き込まれています。担当者は、大変細密に描かれた鳥瞰図だとして「ぜひ虫眼鏡を片手に見ていただきたい」とコメントしています。
描かれた2つの城郭
戦乱の最前線から東海道の要へ「吉田城」
吉田城は、豊橋市を代表する戦国時代から江戸時代の城郭です。始まりは明応5(1496)年、牧野古白が築いた今橋城でした。戦国時代には東三河の要として激しい攻防が繰り返され、そのなかで名称が吉田城に改められました。永禄7(1564)年には松平(徳川)家康が吉田城を攻略し、酒井忠次を城代に置いています。
天正18(1590)年、家康の関東移封にともない、池田照政が15万2千石で入城しました。照政は城地の拡張や城下町の整備を行いました。江戸時代には東海道の要衝として譜代大名が在城し、大河内松平氏が城主のときに明治を迎えています。現在は本丸跡の北側にあった鉄櫓が復興されており、令和4(2022)年3月30日には市指定史跡に指定されました。
三河・遠江の境目に築かれた山城「船形山城」
船形山城は、三河・遠江両国の境目に位置する山城です。奈良時代の神亀4(727)年に行基が開山したと伝わる寺院「船形山普門寺」の裏山に、戦国時代に築かれました。国境という立地から、大名の今川氏や三河の国衆である戸田氏の争いに巻き込まれ、船形山合戦が起こりました。徳川家康が三河を統一する際には徳川方の武将が守備につき、その後は武田信玄への押さえの役割も担いました。
販売概要
- 販売開始:2026年11月1日(日)から
- 価格:1枚300円(税込み)
- 販売数量:吉田城址1,000枚、船形山城址1,000枚
- 販売場所:豊橋市美術博物館 ミュージアムショップ(月曜休館、9時~17時)
- 販売場所:豊橋市二川宿本陣資料館(月曜休館、9時~17時)
- 販売場所:豊橋市文化財センター(土日祝休館、8時30分~17時15分)
- 販売場所:豊橋市役所東館1階 じょうほうひろば(土日祝休館、8時30分~17時15分)
出典:豊橋市


