わなざわ氏初の詩集『よるべ』DOQANより刊行 – 夜に寄り添う言葉たち

詩集『よるべ』に込められた意味
本書は、著者が過去十数年にわたりSNSを中心に発表してきた短歌・俳句・自由詩・都々逸などから厳選し、新たな書き下ろしを加えた作品です。「夜・孤独・憂鬱」「季節と生活」「オカルト・悪意・フィクション」という三つのテーマで構成されています。
書名である『よるべ』には、「寄る辺(身の拠り所)」と「夜」という二つの意味が込められています。家族や友人、職場、SNSのフォロワーなど、人は様々な「寄る辺」に支えられて生きていますが、この詩集では、そうした寄る辺に対して抱く、愛着と相反する複雑な感情が綴られています。自由への願望、振り払いたい気持ち、しかし理解してほしいという思い。失うことへの恐れから、いっそ自らの手で手放す瞬間を夢想する、そんなねじれた感情が、笑いと嘘、そして真摯な言葉で表現されています。
本書の本文からは、以下のような言葉が紹介されています。
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窓を開け黒い夜風を身に浴びて自己嫌悪出来る人間になろう
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家々のドアを叩いて回りたい夜です こころぐぁらぐぁらの夜です
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みんないなくなってしまった、まあいいか詩があるから、じゃ、ないんだよ、冬
推薦コメント
本書には、詩人である向坂くじら氏と、鴨葱書店店長の大森皓太氏から推薦コメントが寄せられています。
向坂くじら氏は、「テレビはじゃみじゃみ、こころはぐぁらぐぁらと鳴る世界の詩たちは、まじめくさってにやけている。なにかをだまそうとしているみたいだ。読みながらついにやけてしまうのは、だまされるものの常である。」とコメントを寄せています。
また、大森皓太氏は、「無性に歌いたくなる夜に、すでに歌っている人がいて、可笑しさがやってきた。よるべない夜を賑やかにしてくれる、ほんとうの友達のような詩集だ。」と語っています。
著者プロフィール
わなざわ
福岡県出身で、2026年現在、東京都在住です。学生時代から文芸活動を趣味としており、SNSなどで短歌・俳句・小説を発表してきました。2017年以降は、東京のポエトリーリーディングシーンに触れ、朗読詩の大会「ポエトリースラムジャパン」にスタッフとして参加しつつ、プレイヤーとしても複数回出場しています。『胎動短歌 Collective 創刊号』にも参加。小説の分野では、創作サイト『カクヨム』や『SCP財団(日本語版)』などで作品を発表しており、本書が初の書籍となります。Discord、Bluesky、カクヨム、Xで「Wanazawawww」として活動しています。
出版レーベル「DOQAN」について
「DOQAN(ドカン)」は、株式会社QANDOが2025年に立ち上げた出版レーベルです。「空き地の土管のように、好奇心と想像力の入口となる本を」という思いが名前に込められています。第一弾としては、忌野清志郎氏と仲井戸麗市氏の往復書簡『忌野くんと仲井戸くん』(2025年11月刊)を刊行しました。
今回刊行される『よるべ』は、わなざわ氏とDOQANの偶然の出会いから生まれた第二弾の書籍です。十数年にわたりSNSや朗読の場に散らばっていたわなざわ氏の詩が、この一冊で初めてまとまった形となりました。
購入方法
『よるべ』は、全国の書店および取り扱い書店にて購入できます。
一般のお客様は、株式会社QANDOが運営するオンラインストア「Q&O STORE」でも購入可能です。書店様向けの仕入れは「bookcellar」にて受け付けています。
販売取次店は株式会社トランスビューです。
株式会社QANDOについて
株式会社QANDOは、2020年5月に設立された会社です。所在地は〒153-0061 東京都目黒区中目黒1-3-12 URBAN RESORT DAIKANYAMA 5F。代表者は永原雅之氏と加藤剛氏です。公式サイトは以下からご覧いただけます。


