原田ひ香『図書館のお夜食』文庫版が11月5日発売 発売前から反響を集め単行本と合わせて累計10万部突破


“夜だけ開いている”図書館で働く本好きたちの物語
株式会社ポプラ社は、原田ひ香さんの小説『図書館のお夜食』の文庫版を11月5日(木)に発売します。文庫版は書店員を中心に発売前から多くの反響が寄せられ、初版部数を大幅に引き上げました。その結果、単行本と合わせた累計部数は10万部を突破しています。
原田ひ香さんは、100万部を超えるベストセラーとなりテレビドラマ化もされた『三千円の使いかた』や、第175回直木三十五賞の候補作に選ばれた『#台所のあるところ』などで知られる作家です。今作は、大好きな本に関わる仕事がうまくいかずに悩む主人公が、“夜だけ開いている”不思議な図書館で働く物語です。個性豊かな本好きの同僚たちと仕事に奮闘し、“実在の本に登場する料理”のまかないにほっこりしながら、少しずつ「働くこと」「生きること」に向き合っていきます。
あらすじと主な登場人物
書店員を辞めるかどうか悩んでいた樋口乙葉は、SNSで知った東京郊外の「夜の図書館」で働き始めます。開館時間は夕方7時から12時まで。亡くなった作家の蔵書が集められた、“本の博物館”のような場所です。本を愛しながらも、少しだけ仕事に疲れた経験を持つ図書館員たちと働くうちに、乙葉は「働くこと」について考えるようになります。図書館で働く本好きのメンバーは、それぞれが生き方や働き方に悩みや秘密を抱えています。
- 乙葉(主人公):“ある事件”をきっかけに、好きだった書店の仕事で心身ともに疲れ、「夜の図書館」を訪れる
- 篠井:マネージャー。姿を見せないオーナーに代わり、図書館を取り仕切っている
- 正子:蔵書整理係。かつて夢中になっていた読書に徒労感を覚えるようになり、焦りを感じている
- みなみ:図書館員。本の仕事にそれほど熱意を注げず、同僚たちとの温度差を感じている
作中には、実在する本に登場する料理が“お夜食”としてたくさん登場します。また、単行本刊行時に公開された第1章のあらすじWEBマンガも公開中で、作品の世界観に触れることができます。マンガは市田さん(X:@ichida)が制作しています。

単行本は「読みたい本ランキング」で第1位を獲得
単行本の刊行時にも、発売前から大きな期待が寄せられていました。読書サービス「読書メーター」の読みたい本ランキング単行本部門(日間)では、2023年5月17日から5月23日の期間に第1位を獲得しています。原田さんは1970年神奈川県生まれ。「リトルプリンセス2号」でNHK公募ラジオドラマ最優秀作に選ばれ、2007年に「はじまらないティータイム」ですばる文学賞を受賞しました。『三千円の使いかた』で宮崎本大賞を受賞し、26年には『#台所のあるところ』が直木賞候補となりました。「ランチ酒」「古本食堂」「三人屋」の各シリーズのほか、『喫茶おじさん』『月収』など多くの著書があります。本作には10カ国以上から翻訳のオファーが届いています。

初回配本限定の特典と文庫化記念トークイベント
初回配本分の文庫には、物語にも登場する「夜の図書館」の年間パスポートをイメージしたオリジナルカードが、特典の栞として限定で封入されています。カードの裏面には、著者・原田ひ香さんからのメッセージが掲載されています。
文庫化を記念して、原田ひ香さんと紙上健吾【けんご📚小説紹介】さんによるスペシャルトークイベントも開催されます。本作を書いたきっかけや、小説家という仕事について語られる予定です。参加者の応募はすでに締め切られています。
- 日程:2026年11月6日(金)19:00~(18:00開場)
- 場所:オチャノバ(〒101-8710 東京都千代田区神田駿河台4-3 新お茶の水ビルディング 7F)
- 参加費:無料
- 主催:ポプラ社/BOOK MEETS NEXT
- 協力:日本出版販売株式会社
文庫版『図書館のお夜食』の書籍情報は以下の通りです。
- 書名:『図書館のお夜食』
- 著者:原田ひ香
- 定価:924円(税込)
- 発売日:11月5日(木)
- 発行:株式会社ポプラ社
出典:株式会社ポプラ社


