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三越呉服店の美人画ポスターで知られる画家・波々伯部金洲、初の回顧展が後期展示へ 福井市立郷土歴史博物館

三越呉服店の美人画ポスターで知られる画家・波々伯部金洲、初の回顧展が後期展示へ 福井市立郷土歴史博物館
《東京今春歌妓小鈴》1882年 個人蔵
《東京今春歌妓小鈴》1882年 個人蔵

近代の商業美術とマスメディアの誕生・発展に「絵」で手腕を振るった福井出身の画家

福井市立郷土歴史博物館で開催中の、福井出身の画家・波々伯部金洲(ほおかべきんしゅう)の回顧展が、令和8年10月31日(土)から後期展示に入りました。金洲は1862年に生まれ、1930年に没した画家で、明治から昭和初期にかけて活躍しました。三越呉服店の美人画ポスターを手がけたことで知られています。

金洲は石版画工としてキャリアを始め、雑誌や新聞の挿絵、美人画ポスター、肖像画など、さまざまな分野で腕を発揮しました。近代の商業美術とマスメディアの誕生と発展に、「絵」で手腕を振るった人物です。

今回の展覧会は、そんな金洲の画業を紹介する初めての回顧展です。貴重なポスターの原画や美人画をはじめ、初公開となる資料が多数並び、その多彩な仕事ぶりと、これまで知られてこなかった魅力に迫ります。

《柳橋盛妓桃太朗》1883年 個人蔵
《柳橋盛妓桃太朗》1883年 個人蔵

福井藩士の子から美人画ポスターの名手へ 展示構成で歩みをたどる

展示は、プロローグからエピローグまで、次の構成で金洲の生涯と仕事を追っていきます。

  • プロローグ 福井藩士の子、東京へ
  • 第1章 キャリアは石版画工から
  • 第2章 人気の肖像・美人画家に
  • 第3章 美人画ポスターの名手・金洲
  • エピローグ 終の棲家、兜麓へ
《松平春嶽像》1892年 越葵文庫・当館保管
《松平春嶽像》1892年 越葵文庫・当館保管

担当学芸員による講座とギャラリートークも

会期中には、本展担当学芸員の藤原千穂さんが講師を務める見どころ講座「画家・波々伯部金洲の仕事」が開かれます。日時は11月7日(土)の14時から15時まで、会場は郷土歴史博物館2階講堂です。定員は60名で、申し込みは不要、当日先着順となります。参加費は100円です。

また、担当学芸員が展示を解説するギャラリートークが、会期中の毎週日曜日14時から15時まで、郷土歴史博物館2階企画展示室で行われます。定員は各回20名で、申し込みは不要ですが、参加には特別展観覧券が必要です。

《松平茂昭像》1892年 越葵文庫・当館保管
《松平茂昭像》1892年 越葵文庫・当館保管

開催概要

  • 会期(後期展示):令和8年10月31日(土)~11月23日(月・祝)
  • 開館時間:9時~17時(11/6までは19時閉館)※入館は閉館の30分前まで
  • 会場:福井市立郷土歴史博物館(福井市宝永3-12-1)
  • 観覧料:一般900円、高大生600円
  • リピート割引:半券を提示すると2回目以降の観覧料が一般720円、学生480円に
  • 中学生以下、70歳以上、障がい者とその介助者は無料。20名以上の団体は2割引

主催は福井市立郷土歴史博物館、共催は福井新聞社です。後援はNHK福井放送局、FBC、福井テレビ、FM福井、福井ケーブルテレビ、坂井ケーブルテレビ、福井街角放送が務め、芸術文化振興基金助成事業として実施されています。

出典:福井市