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幕末の歌人・橘曙覧が歩いた伊勢への道をたどる 西武福井店「食べる本屋さん」で『榊の薫 橘曙覧』出版記念講演会、11月7日(土)開催

福井が生んだ幕末の歌人であり国学者でもある橘曙覧(たちばなのあけみ)。その人物をテーマにした書籍『榊の薫 橘曙覧』の出版を記念し、西武福井店の「食べる本屋さん」で2026年11月7日(土)に講演会が開かれます。
講師を務めるのは、橘曙覧記念文学館の元館長・吉田秊氏です。福井と三重を結ぶ文学と国学の歴史を紹介する場として企画されました。
伊勢参宮の旅を記した『榊の薫』
文久元年(1861年)、橘曙覧は9月2日から10月10日にかけて、伊勢神宮への参拝などを目的とした旅に出ました。この道中をつづった旅行記が『榊の薫(さかきのかをり)』です。神前に供える植物として知られる「榊」を冠した題名は、伊勢参宮の旅を印象深く伝えています。
曙覧は三重県松阪の国学者・本居宣長を敬い慕っており、宣長の門人である田中大秀のもとで学びました。福井と三重のあいだには、江戸時代から学問と和歌を介したつながりがあったのです。
「たのしみは」で始まる連作『独楽吟』
橘曙覧は、『独楽吟(どくらくぎん)』の作者としても知られています。「たのしみは」という言葉で始まる52首の連作で、家族と過ごすひととき、読書、自然の移り変わりといった身近な暮らしの喜びが詠まれています。これらの歌は、現代を生きる私たちにも日々の豊かさについて考えるきっかけを与えてくれる作品です。
三重から福井へ、本がつなぐ地域のご縁
「食べる本屋さん」は三重県津市で第1号店を開き、そこから福井へと活動の場を広げてきました。かつて曙覧は福井から伊勢へと旅をしましたが、今回は三重から福井を訪れるかたちでのご縁となります。
曙覧の足跡に思いを寄せながら、人と地域を結ぶ新たな文化交流を育んでいくことが、この取り組みに込められた思いです。
講演会の概要
- 催事名:『榊の薫 橘曙覧』出版記念講演会
- 日時:2026年11月7日(土)開場13:00/講演14:00
- 会場:西武福井店2階「食べる本屋さん」
- 講師:吉田秊氏(橘曙覧記念文学館元館長)
- 入場料:無料
- 関連書籍:『榊の薫 橘曙覧』当日会場販売・定価1,200円
出典:株式会社 そごう・西武


