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萩尾望都の“幻の6コマ漫画”が35年の時を経て初の単行本化へ 『ポンとアッくんの いるかいないかさがし 萩尾望都作品集』12月18日発売

萩尾望都の“幻の6コマ漫画”が35年の時を経て初の単行本化へ 『ポンとアッくんの いるかいないかさがし 萩尾望都作品集』12月18日発売

朝日新聞出版は、萩尾望都氏による『ポンとアッくんの いるかいないかさがし 萩尾望都作品集』を12月18日に発売します。1991年から92年にかけて「週刊朝日百科 動物たちの地球」に連載され、知る人ぞ知る存在だった6コマ漫画「いるかいないかさがし」が、連載開始から35年を経て初めて一冊にまとまります。

(※カバーは変更になる可能性があります)
(※カバーは変更になる可能性があります)

未収録だった全72話をオールカラーで

「いるかいないかさがし」は、これまで単行本に収録されたことがありませんでした。今回の作品集には6コマ漫画の全72話がオールカラーで収められ、カバーは萩尾氏の描き下ろしです。長く単行本化されてこなかった本作には、SNSなどで書籍化を望む声も寄せられていました。

さらに、萩尾氏による童話作品も5編収録されます。

  • 「ふんがも」
  • 「お菓子おばけ」
  • 「トリッポンのこねこ」
  • 「トリッポンとおばけ」
  • 「トリッポンと王様」

宇宙人ポンが探す、見ると幸福になる生き物

物語の主人公は、「さみしい星」からやってきた宇宙人のポン。見ると幸福になるという地球の不思議な生き物「いるかいないか」を探しています。ポンは人間の少年アッくん、その姉のミミコちゃん、そしてパパと一緒に暮らしながら、さまざまな生き物たちと出会っていきます。

動物たちの意外な生態に驚いたり、生き物が食べたり食べられたりすることに心を痛めたりしながら、ポンは「幸福とは何か」を考えていきます。ユーモラスな作風の中で、生きること、死ぬこと、そして幸せとは何かという普遍的なテーマが静かに問いかけられる作品です。

出版元は、30年以上前に描かれた作品でありながらその魅力は少しも色あせていないとし、大人になってから読み返したくなる一冊であると同時に、子どもたちにも届けたい一冊として紹介しています。

「あとがき」から抜粋した作者の言葉

萩尾氏による「あとがき」からの抜粋は次のとおりです。「出会いは一瞬のことです。すべての生き物は生まれては死んでいきます。あなたも私も。でも、心に残る出会いがあり思い出があれば、命の全てが愛おしく思えてきます。出会いは苦しくもあり悲しくもあり、そして美しい。アッくん一家もポンも、遠い世界の友人とこの日々を忘れないでしょう」。

書籍情報と著者プロフィール

  • タイトル:『ポンとアッくんの いるかいないかさがし 萩尾望都作品集』
  • 作者:萩尾望都
  • ISBN:978-402-3325210
  • 予価:2,200円(本体2,000円+税)
  • 発売予定日:2026年12月18日(金)
  • 発行:朝日新聞出版

萩尾望都(はぎお・もと)氏は1949年、福岡県生まれ。1969年に「ルルとミミ」で漫画家としてデビューしました。1972年に「別冊少女コミック」で連載を始めた「ポーの一族」をはじめ、「トーマの心臓」「11人いる!」など、時代を超えて読み継がれる少女漫画の傑作を数多く手がけています。

2012年には少女漫画家として初めて紫綬褒章を受章し、2019年に文化功労者に選ばれました。海外でも人気が高く、2022年にアイズナー賞「コミックの殿堂」、2024年にはアングレーム国際漫画祭で特別栄誉賞を受賞しています。日本芸術院会員です。

出典:株式会社朝日新聞出版