神戸を拓いたのは海賊の末裔たちだった――玉岡かおる、神戸開港160年記念作品『海へ出でよ 神戸を拓いた海賊たち』刊行

『お家さん』で、かつて日本一の総合商社と呼ばれた「鈴木商店」の女主人を描いた作家・玉岡かおるさん。『花になるらん 明治おんな繁盛記』では、京の呉服商を皇室御用達の百貨店に育てあげた女性を主人公にしました。新しい時代へ踏み出す人々、とりわけ女性の生き方を力強く描いてきた玉岡さんの最新作『海へ出でよ 神戸を拓いた海賊たち』を、新潮社が10月28日(水)に刊行します。神戸開港160年を記念する作品です。

武士、商人、学者など様々な視点から描く神戸港誕生
本作は、神戸港が誕生する瞬間を、武士、商人、学者など様々な人間の視点から切り取った歴史時代長編です。舞台は摂州・三田。太平の世の訪れとともに船を失った海賊の末裔たちが、幕末の荒波をどう乗り越えていくのかが描かれます。激動の時代のなかで、最後まで希望を捨てなかった人々の熱いドラマです。
山を飛び出した少年たちと、男装の少女
摂州三田藩の御用達を務める商家「錣屋」の次男坊・理有は、だまし討ちに遭いケンカに負けそうになっていたところを、男装の少女・ルリに助けられます。江戸から遠く離れたこの地にも、夷狄の船が開国を迫っているという噂は届いており、理有たち少年の胸を騒がせていました。
いまは山奥に押し込められている三田の男たちですが、理有の先祖を含め、彼らは村上水軍を破った日本一の海賊・九鬼一族の末裔。今こそ海に出るべきだと山を飛び出した理有たちを、時代の波が飲み込んでいきます。それぞれが信じる道を貫き通した男女が織りなす、壮大な歴史ロマンです。
紀伊國屋書店加古川店でトーク&サイン会
11月1日(日)13時から、紀伊國屋書店加古川店で著者によるトーク&サイン会イベントが開かれます。30分のトークでは、神戸港誕生までの軌跡を描いた本作の創作秘話が語られ、終了後にサイン会が行われます。
- 日時:2026年11月1日(日)13:00~14:15(開場12:50)
- 内容:トーク(30分)、トーク終了後にサイン会
- 場所:6階 紀伊國屋書店加古川店前 加古川図書館イベントスペース
- 座席:着席40名(席が埋まった場合は立ち見。整理券優先で席を確保)
- 対象書籍:紀伊國屋書店加古川店で購入した『海へ出でよ 神戸を拓いた海賊たち』(新潮社)(本体2,000円+税)に限る
- 予約:来店または電話(TEL:079-427-3311)で受付
本の発売日は2026年10月28日(水)ですが、加古川店では10/29(木)発売となります。サイン会は整理券番号順に進められ、写真撮影も可能です。店舗からは早めの予約が呼びかけられています。
著者・玉岡かおるさんについて
玉岡かおるさんは1956(昭和31)年、兵庫県生まれ。神戸女学院大学文学部を卒業し、1987(昭和62)年に『夢食い魚のブルー・グッドバイ』で神戸文学賞を受賞して作家デビューしました。2008(平成20)年に『お家さん』で織田作之助賞、2022(令和4)年に『帆神 北前船を馳せた男・工楽松右衛門』で新田次郎文学賞と舟橋聖一文学賞を受賞しています。主な著書には『銀のみち一条』『天平の女帝 孝謙称徳 皇王の遺し文』『花になるらん 明治おんな繁盛記』『さまよえる神剣』『われ去りしとも美は朽ちず』などがあります。
- 書名:海へ出でよ 神戸を拓いた海賊たち
- 著者:玉岡かおる
- 発売日:10月28日(水)
- 判型:四六判
- 定価:2200円(税込)
- ISBN:978-4-10-373719-3
出典:株式会社新潮社


