料理家・有元葉子の1年分の「食事メモ」を追った一冊『有元さん、きのうは何を食べました?』が東京書籍から新発売


料理家の「いつもの食卓」を1年間追いかけた本
東京書籍株式会社から、有元葉子さんの著書『有元さん、きのうは何を食べました?』が新たに発売されました。有元さんが日々記録した、丸1年におよぶ「食事メモ」を追い、毎日の食事の中から「根掘り葉掘り・見て聞いて」撮影した一冊です。料理家・有元葉子さんの「いつもの食卓」がまとめられています。
「何の飾りもない私の素の食事メモが、何の役に立つのかしら?」。有元さんご本人はそう首をかしげたそうですが、解説では、そのメモは「私たちにとって、宝の山でした」と綴られています。

「どうしてそんなこと、知りたいの?」から始まった企画
一日三食を一年間メモする依頼
企画の出発点は、「先生が毎日何を食べているか知りたいので、一日三食を一年間メモしてくれませんか?」というオファーでした。理由を尋ねると、年齢の割に元気な有元さんが何を食べているのかを知りたい、とのこと。有元さんは、特にご馳走を食べているわけでもなく、食べない日もあり、健康志向でもない食事なのに……と、疑問を抱えたまま渋々引き受けたと振り返っています。
メモを続けるうちに変わってきた気持ち
巻頭の「はじめに」で有元さんは、このメモは理想形でもお手本でもないとしながら、毎日メモを続けるうちに、気持ちの持ち方は少しずつ変わってきたようだと記しています。毎日体重を量るだけで段々と理想の体重に近づいてくることもあると聞くように、毎日食事のメモをするだけで何かが変わるのかもしれない、と有元さん。さらに、何の心算も持たずに淡々とメモをとるだけで、後で見てみるとその時分の心や体の状況が客観的に見えてくる。これは悪くなさそう、と思うようになったそうです。
メモからは、朝はほとんどがパン食であること、仕事中に作る昼食はシンプルすぎることも多々あることが見えてきたといいます。朝のパン食はこれから変えてみようと思っていること、昼食はもう少し考え直してもっとバリエーションが欲しいと思っていることも綴られています。
疲れた夜を支える自家製の冷凍品
晩は仕事から帰って疲れていることが多く、野菜を洗うところやだしを一からとるところから支度を始めたくはない、というのが有元さんの正直な気持ち。そんなときに重宝しているのが、作って冷凍しておいただし汁やめんつゆ、さまざまなおかずです。冷凍庫は自家製の冷凍品でいっぱいで、朝出かけるときに晩に使いそうなものを冷蔵庫へ移しておく、といった様子も第三者の視点で見ると見えてくるといいます。
有元さんは、校正の段階で編集者の“見て聞いて”の目線が何より面白いと感じ、同じ編集者の目で自分の食を眺めている自分がいると述べています。メモをつけるという行為が、食生活が気になっている人の何かの助けになるかもしれない、という思いも寄せています。

季節ごとの項目と「イタリアの家では」が並ぶ目次
本書は次のような構成になっています。
- 毎日の食事メモ、役に立つのかしら?
- 有元さん、きのうは何を食べました?
- 夏~秋 9月~10月
- 秋~冬 11月~12月
- 冬~春 1月~4月
- 春~夏 5月~8月
- イタリアの家では
- 朝・昼・晩 食事メモ
著者の有元葉子さんは、素材の持ち味を生かしたシンプルな料理とセンスのよい暮らしぶりで、世代を超えて人気の料理家です。自分が本当によいと思える食材と調味料を使い、心と体が納得するおいしさを追求しています。東京・田園調布で料理教室「COOKING CLASS」を主宰し、さまざまなイベントも行っています。
書籍情報
- 書名:『有元さん、きのうは何を食べました?』
- 著者:有元葉子
- 定価:2,970円(本体2,700円+税10%)
- 判型・頁数:A5・264頁
- 発行:東京書籍株式会社
出典:東京書籍株式会社


