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20名の創作者が「猫」を書き下ろし。新シリーズ「真夜中のほん」第一弾『ねこ』が10月22日発売

20名の創作者が「猫」を書き下ろし。新シリーズ「真夜中のほん」第一弾『ねこ』が10月22日発売

河出書房新社から、ジャンルを横断する書き下ろしアンソロジーシリーズ「真夜中のほん」がスタートします。手がけるのは、今年6月に終刊を迎えた雑誌「スピン/spin」の編集部です。第一弾のテーマは「猫」で、『真夜中のほん ねこ』が2026年10月22日に刊行されます。

『真夜中のほん ねこ』カバー全景/装画:水沢そら
『真夜中のほん ねこ』カバー全景/装画:水沢そら

小説から川柳、漫画まで。総勢20名が「猫」で競作

本書には、小説・詩・短歌・俳句・川柳・日記・エッセイ・漫画・絵など、それぞれのジャンルの第一線で活躍する総勢20名の創作者が参加しています。収録作品はすべて本書のための書き下ろしで、「猫」という一つのテーマをめぐって、ジャンルを超えた競作が一冊に詰め込まれています。

ニコニコ動画出身のゲーム実況者・hacchi(はっち)さんは、ジャンルの壁を越えて初の小説となる「(水)」を発表しました。未知の表現に挑んだ、切なくも美しい掌編に仕上がっています。

参加者と収録作品は次のとおりです。目次にはこのほか、著者略歴と「紙のなまえ 印刷のはなし」の項目も並んでいます。

  • 青山七恵(作家)「準備」
  • 池田澄子(俳人)「猫の句」
  • いしいしんじ(作家)「ひとつっきり」
  • 犬怪寅日子(作家)「ポリフォニー/モノフォニー」
  • 大木芙沙子(作家)「陥落」
  • 岡本啓(詩人)「告げた」
  • 岡本真帆(歌人・作家)「さわれない夏」
  • 勝田文(漫画家)「ブレーメンの音楽隊の猫」
  • 河﨑秋子(作家)「いつかの馬と猫と」
  • 川野芽生(歌人・小説家・比較文学者)「エルシノア城ならびにコーダー城その他の猫たち」
  • 暮田真名(川柳人・作家)「TUBE」
  • 佐藤文香(詩人・俳人)「おおやまねこのふさげ」
  • 杉森仁香(作家)「ヌヌおじさんは目で喋る」
  • 富田ララフネ(作家)「(あったかもしれない)育児の日記」
  • hacchi(ゲーム実況者)「(水)」
  • 服部真里子(歌人)「猫とは夜の花房だから」
  • 文月悠光(詩人)「神が猫を与えたので」
  • 堀田季何(詩歌作家)「番地のない猫」
  • 山本莉会(作家)「「景色の裏側」に存在するもの 案内 『猫町』萩原朔太郎」
  • 湯島はじめ(歌人)「メアリーアン」
20名の創作者が「猫」を書き下ろし。新シリーズ「真夜中のほん」第一弾『ねこ』が10月22日発売

紙そのものが「真夜中」を体現する造本

紙にこだわった雑誌としても話題を呼んだ「スピン/spin」。その編集部が送り出す「真夜中のほん」も、やはり紙へのこだわりを貫いた単行本シリーズです。『ねこ』のカバーには、自然な色味と素材感のある風合いを持つファンシーペーパー「ハーフエア(アッシュ)」を採用しました。名前のとおり、半分空気を含んだような軽やかな手触りが特徴です。

「真夜中」の空気をイメージしたグレーの紙に、同じく「真夜中」を意識した黒インク「女神スーパーブラック」で水沢そらさんの装画を刷り、その上に銀のインクで文字を重ねています。さらに平松麻さんによる金色のロゴが、夜空に浮かぶ星のようにシリーズを照らします。本書のデザインと本文組版を担当した佐々木暁さんは、「紙のなまえ 印刷のはなし」の中で「白い紙に夜を印刷するのではなく、紙自体が夜を体現しています」と記しています。

こだわりはカバーだけにとどまりません。帯・表紙・別丁・見返しの紙選びから造本・レイアウトに至るまで、「紙の本」ならではの魅力が追求されています。上製・角背で少し小ぶりな、ちょうど手になじむサイズの一冊です。「真夜中のほん」シリーズは、夜のひととき、慌ただしく流れる日常に挟まる「栞(スピン)」のような本にしたいという願いを込めて届けられます。

20名の創作者が「猫」を書き下ろし。新シリーズ「真夜中のほん」第一弾『ねこ』が10月22日発売

『カレー』『声』も続刊予定。3冊購入で特製しおりのプレゼントも

シリーズは今後、第二弾『真夜中のほん カレー』が2026年11月25日、第三弾『真夜中のほん 声』が2026年12月17日に発売予定です。『カレー』には俵万智さん、堂場瞬一さん、斉藤壮馬さんら、『声』には恩田陸さん、最果タヒさん、穂村弘さん、皆川博子さんらが名を連ねています。予価はいずれも2,310円(本体2,100円)です。

シリーズ刊行を記念して、『ねこ』『カレー』『声』の3冊を購入した人を対象に、河出書房新社創業140周年記念グッズ「かみのしおり」3枚セット(デザイン=佐々木暁)がプレゼントされます。俵万智さん、穂村弘さんの短歌と、創業140周年のキャッチコピーをそれぞれ印刷した3種類のしおりで、サイズは各40mm×105mmです。用紙には、加熱型押しした部分が半透明になるファインペーパー「パチカ」を使用。いろ紙と重ねると半透明の部分に色がうっすら透け、柔らかく起毛したような表面と雪のような白さも楽しめます。

  • 応募券は「真夜中のほん」シリーズ各巻の帯についています
  • 1人何回でも応募できます
  • 不記載事項がある場合、プレゼントが届けられないことがあります
  • プレゼントの発送は2027年1月以降、順次予定されています

『真夜中のほん ねこ』書誌情報

  • 書名:真夜中のほん ねこ
  • 著者:青山七恵/池田澄子/いしいしんじ/犬怪寅日子/大木芙沙子/岡本啓/岡本真帆/勝田文/河﨑秋子/川野芽生/暮田真名/佐藤文香/杉森仁香/富田ララフネ/hacchi/服部真里子/文月悠光/堀田季何/山本莉会/湯島はじめ
  • 仕様:46判変形/上製/別丁4頁+本文152頁
  • 発売日:2026年10月22日
  • 定価:2,310円(本体2,100円)
  • デザイン・本文組版:佐々木暁
  • 装画:水沢そら
  • 挿画:塩川いづみ
  • ロゴ:平松麻
  • ISBN:978-4-309-61921-7

出典:河出書房新社