奈良の古社19社を68頁で大特集 「芸術新潮」2026年11月号は巻頭特集「神々の大和」

株式会社新潮社のアートマガジン「芸術新潮」2026年11月号が、10月23日に発売されました。巻頭特集のタイトルは「神々の大和」です。「飛鳥・藤原の宮都」の世界文化遺産登録でも注目を集める古都・奈良を舞台に、元祖パワースポットといえる神社の数々を68頁にわたって取り上げています。誌面には現地で撮影された写真が豊富に収められています。
今号からは、作家・梨木香歩氏による隔月連載「太陽はまだ沈まない ―エストニア篇」も始まります。

4つの章で古社19社をめぐる
特集では、奈良の古社19社を4つの章に分けて紹介しています。それぞれの神社の由緒や祭礼、宝物、建築の見どころを写真とあわせて解説し、神社が担ってきた役割をたどる構成です。
- 第Ⅰ章「ヤマト王権といにしえの神祭り」:大神神社、大和神社、石上神宮。ヤマト王権の形成期から祭祀に関わったとされる三社を訪ねます。
- 第Ⅱ章「水をよび、風を鎮める」:廣瀬大社、龍田大社、丹生川上神社3社、宇太水分神社ほか。古代の朝廷は、祈雨・止雨や風鎮めの祭祀を行っていました。農耕を支える水や風を司る神々を祀る社を取り上げます。
- 第Ⅲ章「葛城――古代氏族が祀った神々」:高鴨神社、葛城一言主神社ほか。鴨氏や葛城氏など古代氏族が勢力を築いた葛城の山裾を訪れ、その土地に根ざした神々を紹介します。
- 第Ⅳ章「神と仏のまじわり」:春日大社、手向山八幡宮ほか。神と仏が重なり合う、日本の信仰のかたちを伝える古社を訪ねます。
専門家の解説と地図、多彩なコラム
國學院大學神道文化学部の笹生衛氏と平藤喜久子氏による解説記事も掲載されています。大和の神々や神話、祭祀の歴史を掘り下げる内容です。神社や遺跡の位置を確かめられる地図も収録されています。
コラムには、次のようなテーマが並びます。
- 早わかり!神社巡りの基礎知識
- 神さまとご縁を結ぶ御朱印の手引き
- 山岳信仰から修験道へ 大峯奥駈道
- 古社だけではない! 明治うまれの神社もすごい
- 祝!世界遺産 飛鳥・藤原エリアで行きたい神社
- よみがえる古神宝 春日大塗師職・北村昭斎の仕事
「芸術新潮」について
「芸術新潮」は1950年に創刊されたアートマガジンで、歴史と文化を見つめ続けてきました。「『暮らし』はアートである」をキャッチフレーズに、あらゆる事象を「芸術」という観点から検証しています。歴史的な芸術作品から建築、古美術、現代アートまで、さまざまな「美しきもの」を独自の切り口で紹介しています。
雑誌詳細
- タイトル:芸術新潮 2026年11月号
- 発売日:2026年10月23日(金)
- 定価:1,700円(税込)
出典:株式会社新潮社


